こんにちは、オトナシです。
今回は色違いのメタモンを使わずに、効率よく色違いの孵化をしていく方法について書いていきたいと思います。
準備段階でメタモンを持っていれば楽ですので使える人は有効活用できます。
はじめに
以前メタモンを使うVC色違い孵化の準備の記事を書きましたが、メタモンってどうしてもタマゴが見つかるまでにムラがあってたまーに20分くらいタマゴを作ってくれない時があるんですよね。
そんな時に同じポケモンを預けてタマゴを見つかりやすくなればと思っていたときにVCの個体値遺伝について考えていたら仕様上効率よく孵化できるポケモンがいるなと気付きましたのでその過程と結果を書いていこうと思います。
様々な条件付きで種類も限られてきますが、一定のポケモンであればこの方法を使うことでぐっと時間短縮ができます。
メタモンの色違いをまだ手に入れてない方はこちらを参考にしてください。
ではまずVCでの色違いの条件やタマゴの発生条件について確認しておきましょう。
もしそういった条件系は全部知ってるからどんなポケモンかだけ教えてという方はコチラから飛んでください。
VCの色違いの条件とは?
VCでの色違いの条件は
「こうげき」:2・3・6・7・10・11・14
「ぼうぎょ」:10
「とくしゅ」:10
「すばやさ」:10
になることによってそのポケモンが色違いになります。
また、HPは他の個体値と連動しているので外しています。
※「とくしゅ」と示しているのは初代では「とくこう」・「とくぼう」と別れておらず1つの数値としていることに互換を持たせるため2世代でもこの二つの値は同じになっているからである。
こちらが前提知識としての色違いになる条件です。
では次は「そだてや」での個体値の遺伝の仕組みについて説明します。
タマゴの個体値遺伝の仕様
タマゴができたときの個体値の遺伝の仕様は以下のとおりです。
※「とくこう」と「とくぼう」は「とくしゅ」としてみなしています。
見やすくすると
「♂の親」×「♀の親」=「♀の子供」(♂の親の個体値引継ぎ)
「♂の親」×「♀の親」=「♂の子供」(♀の親の個体値引継ぎ)
「♂or♀の親」×「メタモン」=「♂or♀の子供」(メタモンの個体値引継ぎ)
「こうげき」と「すばやさ」は0~15の間でランダム
というようになります。
以上が個体値遺伝の仕様です。
これを見てもらえばなぜメタモンを親にすることで簡単に色違いのポケモンが生まれてくるのかがわかると思います。
そして個体値の引継ぎに関してはもう少し詳しく説明するので次の補足の欄にて・・・。
補足
個体値の引継ぎに関しては必ず同じ数値を引き継ぐというわけではないんです。
まずは「ぼうぎょ」!
こちらは必ず子供の性別と逆の性別の親と同じ個体値になります。
次に「とくしゅ」!
コチラが少しやっかいです。
子供の性別と逆の性別の親と同じ個体値なのは同様なのですが
「そのまま引き継ぐ」or「親の個体値に±8して引き継ぐ」
というものになっています。
この後者の親の個体値に±8とは・・・
親の「とくしゅ」の個体値が0~7の場合は+8された個体値になり
親の「とくしゅ」の個体値が8~15の場合は-8された個体値になるんです。
なので色違いの孵化をした後に個体値を調べてみて
「あれ?「とくしゅ」の個体値が引き継がれてないな」と思うかもしれませんがきちんとできてるので問題ないです!
安心してください!
それにしても必ず個体値引き継いでくれたら32分の1になってたんですけどねー・・・。
それだとヌルゲー化しちゃいますかね。
次は知っている方も多いと思いますがVCでタマゴがみつかる条件についてです。
VCでタマゴがみつかる条件
タマゴを見つかりやすくする方法
「そだてや」にポケモンを預けて「そだてや」内の庭に行き、預けたポケモンに話しかけると5つのメッセージが出てきます。
そのメッセージによってタマゴの見つかりやすさは変わってくるのです。
そのメッセージとは
- 「とっても きにいっている ようだ」
- 「なかなか なかがよい ようだ」
- 「すこし きにしている ようだ」
- 「ぜんぜん きょうみが なさそう」
- 「げんきいっぱいだ」
この5つに分かれています。
上から見つかりやすくなっており、4と5はタマゴが見つからないメッセージです。
では、どのようにすればタマゴがみつかりやすくなるのでしょうか?
タマゴがみつかりやすくなる組み合わせ
1.「とっても きにいっている ようだ」
この条件は
「♂♀ともに同じポケモンであり、親IDが異なっていること」が必要です。
よって通信交換で手に入れたポケモンが対象になります。
とても高い確率でタマゴが見つかります。
孵化歩数が5000程のポケモンでも手持ちでは持ちきれないほどに見つかってくれるので無駄な時間はほとんどなくなります。
2.「なかなか なかがよい ようだ」
この条件は
「タマゴグループが同じポケモンであり、親のIDが異なる」もしくは
「♂♀ともに同じポケモンであり、親IDが同じ」
この場合は中確率でタマゴが見つかります。
色違いメタモンを使う場合は必ずこれになりますね。
これは5000歩ほどの大半のポケモンでもなかなか手持ちをタマゴ満タンで走り続けることが難しいです。
しかし、たいていのポケモンはこれに適用されるので慣れましょう。
(ぼくは最長30分程走ってようやく1個ということもありました。)
3.「すこし きにしている ようだ」
この条件は
「同じタマゴグループのポケモンであり、親のIDが同じ」です。
自分でタマゴ技を遺伝させるときなどはこの形が多いのではないかなと思います。
しかしタマゴが見つかる確率は非常に低く、10分走ってようやく一個見つかったかと思いきやその次は20分かかったなんてことも起きてしまいます。
正直こうなってしまうと苦行です。
なので、タマゴ技の遺伝は必ずサブロムを用いましょう。
1200円ほどで自分の厳選の時間を半分にしていると考えればおつりが来ます。笑
4はタマゴグループが違うので見つからない組み合わせです。
5はタマゴグループは同じですが、預けているポケモン同士の個体値「ぼうぎょ」・「とくしゅ」の個体値を「÷8したあまりの個体値」が同様なので見つかりません。
よって「色違い同士」と「親子になるポケモン」は絶対にタマゴが見つかることはないので注意してください。
ではではここまでの前提知識が押さえておきたいポイントです。
次はようやく効率的に色違い孵化できるポケモンを説明します。
色違い孵化が効率的になるポケモン
はい、ようやく本題です。
さっそく該当するポケモンから言うと
「ヒトカゲ」・「ゼニガメ」・「フシギダネ」・「プテラ」・「カブト」・「オムナイト」・「カビゴン」・「ワニノコ」・「チコリータ」・「ヒノアラシ」・「トゲチック」・「イーブイ」
以上の12種類のポケモンです。
わかりやすくすると
「御三家」・「化石ポケモン」・「イーブイ」・「カビゴン」・「トゲチック」です。
※トゲチックに関してはトゲピーがタマゴ未発見グループに属するので進化系限定にしています。また、そのほかのポケモンに関しては進化後でも♂♀同じ種類であればOKです。
察しの言い方はこのポケモンの並びを見て合点がいったと思います。
・・・・・・・・そうなんです。
これらのポケモンは全て♀がとても生まれにくい性別比が「♂:♀=7:1」のポケモンです。
なぜこれらのポケモンだと効率がいいのか・・・・。
それについても説明していきます。
なぜ効率よくなるのか?
なぜ先ほどの♀が生まれにくいポケモンだと効率が良くなるのか?
逆に♂が生まれにくいポケモンではいけないのか?
それは第2世代VCの性別を決定する、ある条件によるものなんです。
第2世代ではポケモンの性別を決める時に「こうげき」の個体値と連動するんです。
♂:♀の比率が7:1のポケモンは
「こうげき」の個体値が
「0・1の時に♀」になり、「2~15の時に♂」になります。
おやおや?
♀の時にこれらのグループのポケモンは「こうげき」の個体値が0か1・・・。
では、ここでさきほどの復習です。
金銀VCの色違いになる条件ってなんでしたっけ?
・・・・そうですよね。
色違いになるポケモンは「こうげき」の個体値が「2・3・6・7・10・11・14」である必要があると最初に示してますよね。
ここまで来たらぼくが何を言いたいかだいたいわかってきたでしょうか?
「このグループのポケモンは第2世代に♀の色違いは存在しないんです!」
「こうげき」の個体値は遺伝とは関係なく、実際に関わってくるのは「ぼうぎょ」・「とくしゅ」です。
よってこのグループのポケモン限定ですが、色違いじゃなくても♀の対応する個体値のポケモンであれば同種で預けることができるんです!
これがわかれば効率的に孵化ができるようになりますよね!
では実際に実例を交えて紹介していきましょう。
効率の良い孵化事例
ヒトカゲ
先日も紹介したヒトカゲです。
こちらは今回この記事を書くために自分の不安の解消もかねてやっていました。
わかりやすい画像がこちらですね。
このヒトカゲには見てもらえばわかる通り
タマゴ技で覚えることができる3通りの遺伝をしてるんです。
1.「はらだいこ」
この技はヒトカゲのタマゴ技の一つです。
カビゴンから遺伝してきました。
2.「まるくなる」・「ねむる」
この技はヒトカゲが技マシンで覚えることのできる技の一つです。
こちらもカビゴンから。
この二つはカビゴンがレベルで覚えるものなので技マシンの節約にもつながります。
3.「きりさく」
この技が今回の一番重要な技です。
「きりさく」はヒトカゲのレベル技の一つですね。
これはいつも通りのやり方・・・つまり、メタモンを用いる方法だと覚えることができない技なんです。
なぜならば、タマゴ技でそのポケモンのレベル技を覚える条件は「♂♀両方の親がそのレベル技を覚えていること」です。
遺伝する技は
・まるくなる
・ねむる
・はらだいこ
のみになるんです。
なのでこの「きりさく」を覚えたレベル5の色違いヒトカゲによって自分のなかで曖昧だったことが事実となりました。
これで心置きなく他の御三家たちの色違い孵化もできるようになりますね。
では、このヒトカゲの親はどういったものであればよいのか?
それが
この3つの条件をクリアしていれば、♂の個体値が♀のヒトカゲとかぶらなければどんな個体値でも大丈夫です。
色違いメタモンを持っていれば簡単に用意ができるので参考にしてください。
色違いメタモンを用いた親の準備方法
今回は実際にぼくが行ったヒトカゲでの必要なものです。
2世代の御三家やトゲピーであれば初代VCは必要ありません。
必要なもの
この辺りがあればいいでしょう。
色違いのメタモンはコチラを参考に!
実践例
タマゴ技なしの場合
- 初代からヒトカゲを輸送する。
- 一方のロムで「♀のヒトカゲ」が生まれるまで色違いのメタモンと預ける。
- これで最初に輸送してきた「♂のヒトカゲ」と色違いのメタモンを親にして生まれた「♀のヒトカゲ」を育て屋に預ける。
- 色違いのヒトカゲが生まれる。
という流れになります。
タマゴ技なしであればサクッとできちゃいますね!
タマゴ技ありの場合
- 初代から「ヒトカゲ」を厳選して送る。
- 金銀に「ヒトカゲ」を送り、「色違いのメタモン」と預けて「♀のヒトカゲ」を生む。
- もう一方のロムに「♀のヒトカゲ」を送り、覚えさせたいタマゴ技を持つポケモンと預けて「♂のヒトカゲA」を生む。
- 「♂のヒトカゲA」と「普通のメタモン」と預けて「♂のヒトカゲB」を生む。
- 好きなロムで「♂のヒトカゲB」と「♀のヒトカゲ」を育て屋に預ける。
- 色違いのヒトカゲが生まれる。
※初代から送ったヒトカゲが♀だったら途中省略できますが、初代で♀のヒトカゲ厳選は性別がわからない上に個体値判別がすぐできないので♀だったらラッキーくらいにしましょう。
4の工程で「♂のヒトカゲB」を用意しなければいけない理由は、「♂のヒトカゲA」は遺伝した個体値が「♀のヒトカゲ」と同じになってしまいタマゴが見つからないです。
なので面倒かもしれませんがしっかり準備するとかなりスムーズにタマゴが見つかります。
これで快適な孵化ライフをおくれますね!
おわりに
今回の応用編はいかがだったでしょうか?
正直64分の1の確率なのでせっかく準備したのに1個目のタマゴで生まれちゃったなんてことも起こりえるので、色違いメタモンを使わなくても色違い孵化はできるんだという風にとらえていただければと思います。
ぼくの場合は64個を超えたので準備してタマゴポンポン見つかってくれて良かったなという感想でした。
気持ち的にも準備しておくと精神的に安定しますよ!笑
また、カビゴンやプテラ、イーブイなんかは孵化歩数がかなり多めなのでそこまで心配しなくても手持ちが埋まらないなんてことはないと思うので色違いメタモンで良いかなと体感ですが思いましたね。
トゲピーは孵化歩数が少ないので準備必須のポケモンだと思います。
しかし、トゲピーはトゲチックにするのが少し大変なのでちょっとずつ準備していくのが良いと思いますよ。
どうせたくさん孵化するならば結構走ることになるので連れていくポケモンを懐かせたいポケモンにして「ついで」程度で懐かせてます。
最後はそんなぼくの孵化ライフの紹介でした。
ではでは今回はここまで!
こんなやり方でやっている人もいるんだよって知っていただければと思います。
また次の記事もよろしくお願いします。
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