こんにちは、オトナシです。
今日は左利きのぼくが生きていく上で不便だと思う理由を書いていこうと思います。
・・・・・思っているよりも左利きは生活にストレスがかかっているんです。
はじめに
ぼくは生まれながらの左利きです。
左利きって、普通に生活しているだけで結構ストレス溜めているんです。
実はみんなが当たり前のように使っている機械や道具なども、基本的には右利き用に作られていて、ぼくらが使うと・・・・・。
・・・・あれ?
なんか気持ち使いづらいな~、なんて感じちゃうんです。
今日はどんなことが左利きに不便なのか!?
少しずつ紐解いていきます。
左利きの割合は?
まずは左利きの割合を知ってもらいましょう。
ちなみに左利きの人ってどれくらい存在すると思いますか?
大体クラスには少なくとも一人くらいはいたんじゃないかな?と思います。
実際のところ左利きの割合は全人口の1割と言われていて、10人に1人くらいの割合なのでクラスに1人よりは少しだけ割合が高いんです。
左利きが不便な理由
さて、さっそく本題。
左利きが不便なシーンって何だと思います?
実は思っているよりも近くにその不便さは転がっているんです。
道具編
まずは道具編。
これは比較的みんなが知っているあるあるネタかな~と思います。
今でこそ、ほとんどの道具にも左利き用とかありますけど・・・・・、全部何から何まで高いんですよね(´;ω;`)
逆に右利きのみなさんには左利き用の道具を使ってみてほしいです。
ハサミが使えない
まず一番はこれ!!
これね、ぼくは幼稚園と小学校低学年の時は、なんでこんなに自分だけへたくそで切れないんだろうと本気で悩んだことがありますからね。笑
今でこそ、多くの人がはさみ使いづらいよね~なんて言ってくれるので一般化してきたと思いますが、当時はマジでハサミを使った活動が嫌いでした。
絶対ぼくみたいに左利きで工作系に苦手意識持っている人はいるはず。
スマホで戻るをしづらい
スマホでネットサーフィンしているとよく使うボタンって、左下の戻るじゃないですか。
それが左利きだと親指をグッと下の方にもっていかなきゃいけないので結構大変です。
思っている以上に下げなきゃいけないんですよ!笑
これはぼくだけかもしれないし、だったら両手でやれよ。
みたいになるかもしれませんが・・・・・、片手でスマホ操作したいじゃん!!
ってことでスルーの方向で。
ノートに文字を書くと手が汚れる
これもあるあるですよね。
ノートに文字を書いていると・・・・、あら不思議。
どんどん左手の側面が真っ黒になるではありませんか!!
左利きだからか!!
と気づくまでは、みんなも右手汚れて大変なんだろうな~と思ってました(←純粋)
ノートの文字が見えない
左手で文字を書いていると、自分で書いている文字を隠しながら書くことになるので、手を止めて、改めて書こうとすると・・・。
あれ?どこまで書いたっけ?
という風に若干ロスが生まれます。
こういう些細なロスとかが積もり積もって大きなストレスになっちゃいます。
そもそも日本語が右利き用
そもそも日本語の書き方的に右で書くことを想定して作られてるんですよね。
みなさんもエア習字してみるとわかるんですけど、左手で「左のはらい」をやってみてください。
手首をかなりひねらないと書けないんですよ。
左利きには習字は地獄ですね。
黒板にチョークで文字が書けない
これまた学校での生活でストレスになるのが・・・・、このチョークを使った文字。
ぼくは教育実習の時にこれに泣かせられました。笑
ノートに書く文字は無理して腕を立てれば字を消さずに書くこともできるにはできます。
しかし、黒板はそうはいかないんです。
左手でチョークを使って文字を書くと・・・・・、文字が消えます。
それを回避しようとすれば、とても変な書き方になるので字のバランスもおかしくなってしまうという悪循環。
右手で練習しろよ、と思うかもしれないですが、約20年近く左手で書いてきた「慣れ」は一朝一夕に変えることはできません。
料理編
料理が大好きなぼくからすると、これは結構ストレスをためてしまうことがあります。
包丁でまっすぐ切れない
実は包丁って刃はきれいにまっすぐじゃないんです。
刃の向きをよ~く拡大してみると・・・・・こんな感じ。
左が右用の包丁で、右が両刃用。
ここでは概要だけなのでさらっと解説なしにしますが、興味のある方は調べてみてください。
両刃用は左利きでもまだ使えますが、実は右利き用の包丁を左利きの人が使うと刃が斜めに入っちゃうんです。
左利きは自分で包丁を研がなきゃ使いづらいんです。
左利きで包丁に苦手意識を持っている人~!!
安心してください。
それはなるべくしてなっているんです!
左利き用の包丁を使えば世界が変わりますよ!
お玉が使えない
あとはお玉ですね。
え?お玉?って思いません?
左手でお玉を持つと、あら不思議。
スープなどを入れようとするとメチャクチャ入れづらいんです。
左利きの人はお皿を置いた状態じゃないと・・・・こぼす可能性がとても高い。
他にもこういう横向きのレードルがあるんですけど
これはもうマジで無理です。
飲食店で働いていたぼくの宿敵ですよ。
左でこれを持つと、丸い部分からしか注げないんです。
どうか飲食店で働いているみなさん。
こういう左利き用のレードルも購入検討してみてください。
左利きは無駄にこぼしたらどうしようと不安になってしまう節があります。笑
フライ返し等も使いづらい
フライ返しも実は右利き用なんです。
先端はこんな感じですよね。
これは右手で返しやすいんですけど、左で使うと長い方を使って返さなければいけないので・・・・・きれいにハンバーグがひっくりかえせない。笑
なんでできないんだよ!
なんて思わないであげてください。
左利きにはこれらの道具は基本的に扱いづらいんです
他にもいろいろ使いづらいものはたくさん
他にもたくさん料理道具もあるんですが、これ以上は長すぎるので料理編はこのあたりで!
ワインを開けるための「ソムリエナイフ」や意外なところで缶を開ける「缶切り」とかも実は右利き用。
普段右手でやっているみなさん。
一度これらの道具を左で使ってみてください。
そしたら少しは不便さを実感できるかも!笑
日常編
次は日常編!
これまた左利きの人はあるあるですね。
一般化してきている節もありますが、いやいやそれでも実はそんな不便じゃないでしょ!
なんて思う人もいますよね。
確かに自分で気づかないくらい浸透してきてはいますが、よくよく考えると実は左利きに厳しい世の中・・・・・。
自販機が使いづらい
自販機が使いづらいというのは知っている人も多いのではないでしょうか?
自販機のコインを入れる場所って右側にありますよね。
左手でお金を入れようとすると、手をクロスさせることになります。
なんで右手で入れないの?
という疑問がわくかもしれないですが、左でモノを触ることに慣れていると無意識レベルで染みついてしまっているのでほぼ無理なんです。
駅の改札で手をクロスする
駅の改札も結構認知されてきていますよね。
ぼくは出身が田舎なので、電車にほとんど乗る機会がなかったんです。
しかし、大学で関東に出てきて電車に乗るようになると改札ってめっちゃ不便だなと。
当時携帯のケースにSuicaを入れていたので、左手で携帯を使うぼくからすると手をクロスさせて右側の改札口にピッとします。
手をクロスさせて改札を抜けている人がいたら、温かく見守ってください。
外食で気を遣う
左利きの人って外食の時めっちゃ気を遣うんです。
ここで一つ簡単な問題をば。
下の画像で左利きの人が進んで座る席はどこでしょう?
正解は・・・・・・・。
赤まるで囲っている場所です。
ちなみに一緒に行く人たちによっては上座には座れないこともあるので選択肢は一つになってしまいます。笑
なんでこの席でなければいけないのか?
それは左手でご飯を食べる時に、左隣に右利きの人がいたら肘がぶつかっちゃうんです。
そんなリスクを減らすために、ご飯を食べに行くときは開口一番にこう言います。
「ぼく左利きなんでこの席良いですか?」と。
1人で外食に行くときも、ラーメン屋とかのカウンター席に座るのは結構気にして座ります。
お互いが気持ちよく食べられるように細かいところを気にしている左利きの人も多いのではないでしょうか?
結局何が言いたいのか?
ここまで全部書いてきて、結局ぼくが言いたいのは
「左利きは気を遣ってやってるんだぞ!」
なんていう傲慢な話ではなく、「は~、左利きってこういう世界で生きてるんだ~」という認識してほしいなということです。
別にだからといって、左利き用のモノをもっと増やせとか、左利きに優しい世界にしろ!
なんていう風に暴徒化している人はほぼいないと思います。
言葉にすると語弊が生じるかもしれないですが・・・・
例えば左利きだから右利き用に作られているものを使っているとどうしても慣れるまでに時間がかかったり作業が遅いということがあるかもしれません。
そんな時に、「なんでだよ!!」ではなく「あ、なるほどな」と思う優しい世界になってほしいなと思います。
特に子供はそういった「自分だけできていない」・「他の人とは違って遅い」などという悪意に敏感で、ネガティブになってしまいます。
大人はいっても、すでにいろいろと順応しているので、そこまで気を遣ってくれなんてことは言いません。
けれども、どうか子供の心を折って、苦手意識を植え付けてしまわないように優しく見守ってあげましょう。
おわりに
今回は左利きのあるあるネタと、それに付随した左利きからのメッセージをまとめてみました。
少しでもこういった認識をしてくれればいいな~
なんて思って書きました。
不便なこともありますが、左利きのよかったところもたくさんあるので、そのうちそれもまとめていこうかな。
ではでは、今回はここまでです。
また次回もよろしくお願いします!!